古宇利大橋


かっこ悪いコパ


コパ:オバー、この辺りに古宇利大橋ってあるかい?

オバー:そうだね、ここからだとだいぶ北になるけど⁉

コパ:いやね、そこに住んでるって噂の、キジムオバーってバケモノに会いにきたんだよ

オバー:この前は占い師で今度はバケモノかw

コパ:キジムオバーのこと知ってるの?

オバー:知ってるもにも、アタシだよ☆

コパ:…マジで⁉

オバー:マジで☆

コパ:こ、これは失礼しました。はじめまして、自分はコパっていいます。昨日沖縄について、オバーのこと探してました

オバー:遠路はるばるご苦労様です、初めて会うんだから気にしなくていいよw

コパ:ありがとうございます。

オバー:ところでなんでアタシを探してたんだい?

コパ:ちよっと話を聞いてもらって、ご意見でもいただければと…

オバー:いいよ☆ それじゃバケモノとやらが住んでる「古宇利大橋」に案内しながら聞かせて聞かせてもらうとしようかねw

コパ:もしかしてオバー怒ってます⁉

オバー:気にしてないよ☆ アタシも自覚してるんでねw

コパ:なんかすいません…



【古宇利大橋レビュー】

オバーがコパと一緒に飛んできたこの「古宇利大橋」は、沖縄本島から離島を結ぶ橋としては最長の橋になります。

約2キロに渡るこの橋は沖縄県北部の観光スポットとしてだけではなく、県民からも絶景ドライブコースとして慕われいて、観光シーズン以外でも多くの人達が訪れます。

基本的に橋からの釣りを行うのは交通安全の観点から禁止となっているのですが、それでも洋上での夜釣りを船にのらず楽しめることから、釣りファンがコッソリやってくるのはここだけの秘密です。



コパ:自分、今までもけっこういろんな渡り鳥チームを渡り歩いて来たんですよ

オバー:まさに渡り鳥だねw

コパ:はい、それに新しいチームではリーダーを任されることも多かったんです

オバー:ほー、それはすごいじゃないか

コパ:でも今回入ったチームでは、リーダーにもなれないし、むしろ下っ端って感じなんです

オバー:入ったばかりなんだろ⁉ 当然なんじゃないのかね?

コパ:今までのチームでは、入って数ヶ月でリーダーになることができたんですが、今のチームではもう1年以上も下っ端のままなんで…





オバー:自分ではなぜだと思ってるんだい?

コパ:みんなが自分のことを受け入れてくれてないって感じてます

オバー:リーダーになったところではどうやってリーダーになってたの?

コパ:いつも立候補してましたね

オバー:今のチームでも立候補したのかい?

コパ:それはしてないです…

オバー:なぜだい⁉

コパ:今のチームって、みんなしっかりしてるっていうか、頼りない感じのメンバーいないんです。むしろ僕が一番頼りないんじゃないかって…

オバー:なるほどね、自分の実力が考えてたよりも低いんじゃないかとも思ってるんだ

コパ:…はい





オバー:その通りなんじゃない、自分の中にも原因があるって自覚があるんなら、まだ大丈夫よ

コパ:…そうなんですか?

オバー:自分の実力を正確に把握できてない場合、自分自信を力不足だと「責」めて悩んでしまうか、周りが自分を受け入れてくれないって「攻め」て悩むか、どちらか一方に偏るん場合が多のよ。

コパ:…自分はこのチームでこのままやっていった方がいいんでしょうか?

オバー:そうね、とてもつらいなら他に移ってもいいと思うけど

コパ:いいんですか?

オバー:それだって立派な変化だしね。それに選択肢はいくつもあるほうがいいの。この古宇利大橋もね、作るときにいろんな理由でずいぶん反対もあったのよ。

コパ:こんなに便利なのに?





オバー:だって、移動なら船でもできるし、橋を作らなければ環境が変わることもない。その代わり人はやってこないし、人気スポットになることもなかったでしょうね。

コパ:変わらないこと選ぶのは、様々な選択肢を自分から手放しているってことですね

オバー:それにね、つらい状況は我慢するんじゃないの。そういった時もあるって「赦す」ことが必要なのよ。

コパ:でもそれは逃げのような気がして…

オバー:逃げることを「赦す」のよ。ただし「赦し」たうえで、どうすれば乗り越えられるか考える必要はあるかな

コパ:自分一人でですか⁉ それは自信ないな…

オバー:コパはワタシのところまでわざわざ相談しにきたじゃないw

コパ:それはそうですけど…





オバー:今のチームメンバーに相談するするものカッコ悪いし、過去の知り合いにチームリーダーになれない今の自分を知られるものカッコ悪いし、でしょ⁉

コパ:…そうかもしれませんね…

オバー:カッコ悪くても誰もアナタを嫌いになんかならないわよw

コパ:そうなんですか⁉

オバー:そうよ、だって私たち自分を頼ってくれた相手を好きになるんだから。アナタだってすり寄ってくる幼鳥がいたら、世話してあげたくなるでしょ?

コパ:確かに…なんとなく怖さが薄れてきたような気がします。

オバー:それは良かったw

コパ:今日はありがとうございました!! 変化するために何ができるか考えて見ます

オバー:はいよ☆ 新しいコパに会えるの楽しみにしてるねー!!



END