万座毛


ナリの怖いもの


ナリ:オバーさん、こんにちは☆

オバー:おやおや、渡り鳥さんかい⁉ 迷子になったのw

ナリ:違いますよーw キジムオバーさんを探してるんです

オバー:おっ⁉ アタシにご用なんだねw

ナリ:やった!! やっと会えた~ はじめまして、わたしナリっていいます☆

オバー:さては吟遊詩鳥の紹介かい⁉

ナリ:なんですかそれ⁉ ウチのチームのゴジとヨヒの紹介できました

オバー:そっかそっか、ヨヒはゴジのチームメンバーだったのかw

ナリ:知らなかったんですか?

オバー:アンタから初めて聞いたよw ところでナリはなんでアタシのとこにきたんだい⁉

ナリ:ヒヨがずいぶん変わってきたんで、どんな話をされたのかなって興味があって

オバー:なるほどねw それじゃ「万座毛」でも案内しながら話すとしますか☆

ナリ:よろしくお願いします!!



【万座毛レビュー】

オバーとナリがやってきた恩納村にある「万座毛」は、修学旅行のコースに必ず入ってくる沖縄を代表する観光スポットです。

琉球時代の王様がその素晴らしさを称えたのが名前の由来でもあることから、万座毛から眺めるロケーションの良さは別格!! ウエディングフォトを撮影する場面にもけっこうな確率で遭遇したりします。

ナビービーチといい万座毛といい、恩納村はその名前の通り女性が輝くスポットなのかもしれませんね♪



ナリ:じつはヨヒの話し相手、チームの中でワタシしかいなかったんです。

オバー:今はどうなんだい?

ナリ:ゴジや他のメンバーとも少しづつですが、交流するようになってきてて、誰かの話なんて聞かなかったのに、最近では周りと積極的に話を聞こうとしてます。

オバー:いいことじゃないかw

ナリ:オバーさんはいったいどんな魔法を使ったんですか?

オバー:普通にダメ出ししただけだよw

ナリ:ヨヒ怒らなかったんですか?

オバー:怒ってたね

ナリ:怖くなかったんですか?

オバー:まー アンタくらいの年頃なら怖かったかもしれんないけどねw





ナリ:私、ヨヒが怖くてダメ出しできなかったんです

オバー:アンタにも怒ることあったのかい⁉

ナリ:私に怒ったことは一度もないですが…

オバー:他の仲間への対応を見てたら怖かった⁉

ナリ:はい…

オバー:ずっとヨヒの話だけを聞いていたんだね⁉

ナリ:…でもそれはヨヒだけじゃなくて、誰にでもそうしてるんです。

オバー:公平に接していると?

ナリ:そうしてきたつもりです。でも周りが勝手に私の行動を解釈するんです

オバー:周りが勝手に解釈する?

ナリ:誰かに同意したとか、同調したつもりはないのに…





オバー:なるほどね、でもそれはナリの問題だね

ナリ:同意も同調もしてないのにですか?

オバー:同調も同意もしないのが問題なの。

ナリ:でもどちらか片方に同意することは、仲間割れに繋がると思うんです

オバー:でもその結果、今まで仲間割れしてたんでしょ?

ナリ:…たしかにそうです

オバー:ナリは誰かに嫌われることが怖いのよ

ナリ:…でも嫌われるのって誰でも嫌だと思います

オバー:だからって嫌われる役目を誰かに押し付けるはどうかしら?

ナリ:…嫌われる役目を押し付ける…ですか…

オバー:違う⁉

ナリ:…そうなりますねよね





オバー:そういう時はね、どっちにも嫌われちゃえばいいのよw

ナリ:えええええ!!

オバー:自分の評価は自分ですればいいってこと。

ナリ:自分の評価は自分でする!?

オバー:この万座毛ってなんでこいう名前ついたかって知ってる?

ナリ:知らないです

オバー:昔この島にい王様がつけた名前らしいのよ

ナリ:そうなんですか!? あの象の鼻みたいな岩のほうが印象的なのにもったいない。

オバー:そうでしょw 象崖毛っていうほうがしっくりくるわよねw

ナリ:www それいいと思います!!





オバー:ほら、誰かの評価より自分の評価のほうが楽しいでしょw

ナリ:ですねw これが「赦し」なんですね…

オバー:そう、自分が自分らしくあることを「赦す」ことができればいいのよ

ナリ:それで嫌われてもいいか…これも「赦し」なんですね…

オバー:どう、嫌われる覚悟できた!?

ナリ:そうですね、まずは嫌ってやる覚悟ができましたwww

オバー:それでいいのよw



END