あざまサンサンビーチ


今のクト、未来のクト。


クト:確かこの辺りって聞いてきたんだけど…

オバー:そこのお兄さん、なにかお探しかい?

クト:こんにちは、この辺り住まれてるキジムさんを探してまして

オバー:あぁー キジムなら朝からどこか出かけていったよ

クト:そうなんですか、どこに行かれたかわかります?

オバー:そうだね、確か「あざまサンサンビーチ」ビーチに行くっていってたね

クト:ありがとうございます!! さっそく探しにいってきますね☆

オバー:急ぎなのかい⁉ オバーが道案内してあげようか?

クト:いいんですか!! よろしくお願いします!!



【あざまサンサンビーチレビュー】

オバーがクトと共にやってきた「あざまサンサンビー」は、南城市の旧知念村地区にある人工ビーチです。県内外でも有名な斎場御嶽からも近く、パワースポット巡りのついでに立ち寄る観光客の姿もよく見られます。

地元民からは海水浴場としてよりもビーチパーティースポットとして親しまれ、チョットした連休があるときには、多くの人が泊りがけで遊びにやってきます。

このほか、このビーチにある「ハートの鐘」はインスタなどでも有名なフォトジェニックポイント。旅の記念に訪れて楽しい思い出を記録しちゃいましょう♪



クト:オバーさんどうです⁉ キジムさんいますかね⁉

オバー:いないみたいだね、ところでアイツになんの用なんだい⁉

クト:僕が所属してる渡り鳥のチームが解散しそうなんで相談したかったんです

オバー:どうすれば解散を止められるかって?

クト:そう、僕はみんながいつまでも仲良くいられたらって思うんです。オバーさんもそう思いませんか?

オバー:確かにそうだね。でも仲が悪くなったから解散するんじゃないのかい⁉

クト:実はそうじゃないんです。仲がいいからこそ解散しようって…

オバー:リーダーがそういったのかい⁉

クト:はい





オバー:なるほどね、リーダーはワガママでヤな奴だねー

クト:そんなこというリーダーじゃなかったんです。

オバー:どういうこと⁉

クト:どんな嫌なことも率先して引き受けるし、仲間のフォローもしっかりしてくれるし、みんな頼りにしてたんです。

オバー:なるほどね。で、リーダー以外の全員が解散に反対してるの⁉

クト:それは…僕だけです…

オバー:クトは今のチームが初めての仲間なのかい⁉

クト:そうですね、他の仲間はいつくかのチームを経験したことあるっていってました

オバー:そっか、クトは仲間が好きなんだな

クト:はい、何も知らない僕を仲間に入れてくれて、いろんなこと教えてくれて、ずっとみんなで旅をするんだって思ってたんです

オバー:毎日楽しかったんだね⁉

クト:ものすごく楽しかったです。でも今は解散に向けてみんな少しずつ準備をしてて、これでいいのかなって、みんな別れてしまうことが嫌じゃないのかなって…





オバー:そこはそれぞれじゃない⁉

クト:そういうものなんですかね…なんかさみしいですよ

オバー:クト、チョットいいかな?

クト:はい、なんでしょう⁉

オバー:毎日同じごはんを食べてる?

クト:食べてませんよ

オバー:それはなんで?

クト:なんでって… 毎日同じ餌が取れるわけじゃないでしょう

オバー:そうだよね、それじゃ毎日同じ餌をもらえるならそれで満足かい?

クト:餌をもらえるのは嬉しいけど、同じ餌ばかりだと飽きちゃいますね

オバー:それと同じことがチームにも起こるんだよ




クト:飽きがくるってことですか⁉

オバー:そう、変化が少なくなるってことでもある

クト:変化が少なくなるのはいいことじゃないですか⁉

オバー:もちろんいいことよ。でもその代わり成長は止まってしまう

クト:成長が止まる…

オバー:毎日同じことの繰り返しなら、嫌でも慣れてくるし、ある程度の予測もできる。その精度も高くなるから結果も安定する。

クト:やっぱり安定っていいことじゃないですか?

オバー:でも予想してなかったことが起きると一気に不安定になるでしょ⁉

クト:たしかにそうですね

オバー:成長ってね、不安定なことを乗り越えて安定を目指すからこそ得られる力なの

クト:不安定を乗り越えてゆく力…





オバー:そのためにあえて一度造ったものを壊して、また一から作る上げていくことで力をつけていくってやり方もあるのよ

クト:リーダーはそのために解散を⁉ でもしなくてもいいじゃないですか!!

オバー:多分クトのためね

クト:僕のため⁉ 僕は解散したくないんですよ⁉

オバー:だから解散するのよ、クトの成長を止めたくないの

クト:僕成長を止めないため⁉

オバー:もっと広い世界を知ってほしいんだと思うわよ

クト:…僕に嫌われてもですか⁉

オバー:コジは嫌われてもアナタが成長する方が嬉しいのよ





クト:あれ⁉…なんでウチのリーダーの名前知ってるんですか⁉

オバー:コジにいわれたんでしょ、キジムオバーに相談してこいって

クト:あ~~~~~~!!!!!!

オバー:い~~~~~~!!!!!!

クト:いつから知ってたんですか⁉

オバー:いつまで気がつかないのよwww

クト:なんか恥ずかしくなってきた…

オバー:クトはコジのチームに入って成長した。それは確かだと思うの。でもね、同時に仲間への甘えも大きくなってしまったんじゃないかな。

クト:仲間への甘え…ですか

オバー:依存ともいうの。自分の幸せを自分以外の誰かからもらうことばかり考えてしまうのよ。

クト:リーダーは僕がそうならないために解散を選んだんだ

オバー:他の仲間だってそう、クトはみんなから大事にされてるのよ





クト:このビーチ、囲われてるけど、囲いの外で遊んでる人達の方が楽しそうですね

オバー:そうね、小さな世界で満足するなんてもったいないのよ

クト:僕、ここくる前にリーダーと口論してきたんです…

オバー:「赦し」てくれるわよ。そもそも怒ってないと思うしねw

クト:怒ってないんですか⁉

オバー:怒るどころか成長してるって喜んでるわよwww

クト:リーダーらしいやw キジムオバーさんに会いにいけって理由もなんとなくわかりました。ありがとうございます!!

オバー:また遊びにおいでなさいね

クト:はい、今度は僕が集めたチームで遊びにきますね!!

オバー:楽しみに待ってるよ~~~!!



END