西口晋一
私たち渡り鳥と同じ視点で空から地上を見るこのとできる「鳥の目」。
人はその力を「ドローン」と呼び、ここ沖縄だけにとどまらず、地球上の様々な地域で私たち鳥の視点を知ることとなった。
そんな鳥の目を操る者が、私に巣作りの場所を与えた恩人でありパートナーでもある「西口晋一」
私と同じように他の土地で生を受けたそうだが、彼もまた海を渡り沖縄の魅力に取りつかれたのだという。
そう、彼もまた私と同じ「渡り鳥」なのだ。
ただ渡り鳥の中には、ひょんなことから移った土地で定住する変わりものも稀にいたりする。
彼はそのタイプの渡り鳥のようで、己の人生で一番長く暮らしている土地が沖縄になりつつあるという。実にユニークな人間だ。
そんな彼が記録する「鳥の目」とともに、私も沖縄の青い空を翔けまわるとしよう。
